ゲストはサ・マーシュ西川シェフとブーランジュリーグルマン池田シェフ
11月26日(日)、元町商店街の特設会場2階では、サ・マーシュの西川功晃(たかあき)シェフとブーランジュリーグルマンの池田匡(たすく)シェフをお招きし、「フランパンのある暮らし」と題したトークイベントを開催しました。 小さなスペースながら、会場は約30名の参加者の方々でほぼ満席になり、西川シェフの軽快な語りに終始和やかな雰囲気で行われました。 集まった方たちはどなたもフランスパンが大好きな方たちばかりで、シェフたちのお話に熱心に耳を傾け、メモを取る方もおられました。 トークテーマは日常におけるフランスパンについての話から始まり、固くなってしまったバゲットをどうやったら美味しく食べられるか、食卓にのぼったときのおかずとの食べ合わせ方など、家庭ですぐに試すことができる実用的な話を展開、フランスパンがお米のように、日本で当たり前に食べてもらえることを願うシェフたちの想いが伝わってきました。フランスパンと塩の関係
また、健康面についてもトークは発展し、バゲットに使われる塩の話題に。 意外と塩が多く使われているバゲット。フランスでは2023年10月から、100グラムあたり(バゲット1本は250グラム)の塩分量を1.4グラム以下に抑えることを店舗に求めることが発表され、パン業界でもひとつの大きな話題となっていました。 西川シェフがイタリアで無塩パンを食べた時の実体験の話なども交えてお話されたり、傍聴に訪れていたメゾンムラタの村田圭吾シェフも話に加わるなど、大いに盛り上がりました。 トークイベントの終盤ではシェフお二人に、この日のために作り持ち寄っていただいた、減塩パンや食物繊維の入ったパンなど計4種のパンを、参加者の皆様といっしょに試食をしながらお話していただきました。 消費者の健康を担っているという自覚の大きいシェフたちは、フランパンが永く愛されるためにはどうするべきかを常に考えられている様子で、普段何気なく食べているパンに、いかにシェフたちの努力や想いが込められているかを知ることができた良い機会となりました。 15日間にわたって行われた「神戸フランスパンびより」。 朝の情報番組やニュースサイトで取り上げられるなど、広く一般の方にもイベントと「フランスパンの日」を知っていただくことができました。日仏商事株式会社は製パン業に携わる皆様とともに、フランスパンがもっと広く愛され、いつかフランスパンが当たり前のように食卓にのぼる日を目指し、「神戸フランスパンびより」がより有意義なイベントとなるよう努力してまいります。 次回の「神戸フランスパンびより」にご期待ください。